【アシックス】ゲルカヤノ30の購入レビューと走行感まとめ

ゲルカヤノはアシックスを代表するランニングシューズです。

安定感が高いため、走力のないランニング初心者にも最適なサポート性能を備えています。

それでいて、アシックスの最新テクノロジーを詰め込んでいることで、トップランナーのトレーニングシューズとしても広く使われています。

今記事ではゲルカヤノを27から、4モデルに渡って愛用をしている筆者が、前作までの比較と走行感レビューを行っています。

また、ゲルカヤノ30の前作からの進化と、おすすめのお得な購入方法についても解説しています。

今記事を読むことで、アシックスでよく比較されるゲルニンバスとの違いや、どんな人にゲルカヤノがおすすめなのか分かりますので、ぜひ最後まで読んで見てください。

GEL-KAYANO 30(ゲルカヤノ30)の詳細

GEL-KAYANO 30 - 途切れない安定感。最後まで続く信頼感。|アシックス公式

出典:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/kayano

軽いランニングからフルマラソンまで、GEL-KAYANO 30は優れた安定性とクッション性を提供するように設計されています。さらなる進化を遂げたGEL-KAYANO 30で、長距離のランニング時もスムーズな走りをサポートします。
引用:アシックス公式HP

ゲルカヤノの特徴である安定感を維持しながらも、節目である30では長距離のランニングも可能にするクッション性と快適性を提供しています。

また、長距離のランニングをサポートするのが、ゲルカヤノ30の4つの特徴を組み合わせた「4D GUIDANCE SYSTEM™(4Dガイダンスシステム)」です。

出典:アシックス公式HP

具体的には、長い時間・長い距離を走るとランナーの身体に負担が高まることで、フォームが前傾姿勢になります。

そうすると、着地する場所が踵からではなく、ミッドフット(中足部)から着地するようになり、ケガなどのリスクが高まります。

4D GUIDANCE SYSTEM™(4Dガイダンスシステム)では、ミッドフット(中足部)付近に高反発のフォーム材を搭載することで、疲労時の負担を軽減

フォームが崩れることを防ぐ安定性と、快適に長時間ランニングできるクッション性を兼ね備えています。

 

ゲルカヤノ30(エクストラワイド)の購入レビュー

ここからはゲルカヤノ30を購入したきっかけと、購入レビューについて行っていきます。

ゲルカヤノ30を購入したきっかけ

ゲルカヤノ29から、ゲルカヤノ30に履き替えた理由については、単純にゲルカヤノ29がヘタってきたからです。

走行距離が800kmに近づき、クッション性などの機能性が落ち、足への負担が大きくなってきました。

具体的には、ふくらはぎへの負担や足裏への衝撃が大きくなり、ケガをするリスクが高まってきていると感じたのでゲルカヤノ30を購入しました。

ただ、700kmを超えるくらいまでは、足への負担を感じることなく問題なく走れていたので、ゲルカヤノは間違いなく耐久性の高い、良いランニングシューズだと思います

 

ゲルカヤノ30も800kmを目安に買い替えようかと思います。

ランニングシューズを買い替える目安は、走力や走り方によっても変わってくるようですが、一般的には500〜800kmが一つの目安とされているようです。

ゲルカヤノ30の購入レビュー

購入したゲルカヤノ30の実物の写真が以下になります。

正面

後ろ

靴裏

4D GUIDANCE SYSTEM™

EXTRA WIDE(4E)のウィズで、カラーはBlack/Sheet Rock(ホワイト)を選択しました。

幅広な分、普段選ぶスニーカーよりもワンサイズ落としています。

個人的にはゲルカヤノはEXTRA WIDE(4E)を選べることが有り難いです。

ゲルカヤノには、NARROW幅(E)、STANDARD幅(2E)、EXTRA WIDE(4E)の三種類のウィズがあり、最適なサイズを選ぶことができます。

 

デザインとしては、シンプルなランニングシューズといった印象を受けます。

27からゲルカヤノを買っている身からすると、厚底化に驚きました。

次章からこれまでのモデルとの比較を行います。

 

ゲルカヤノ29・28・27との比較

ゲルカヤノ30以前のモデルとの比較写真が以下になります。

正面(左から30・29・28・27)

アッパーデザインを比較をすると、27と28はメッシュアッパーで通気性を高めるために、小さな通気穴のあるデザインがあります。

対して、29からは通気性に優れた、ニットアッパー素材に変更されています。

デザイン性としては、個人的には29がアクセントのあるデザインで一番おしゃれに感じます。

後ろ(左から30・29・28・27)

ゲルカヤノというモデル名にもある通り、ゲルテクノロジーによるクッション性の高さが特徴です。

しかし、段々とソールの右側に見えるゲルが目立たないデザインとなっています。

30に至っては、ゲルが外から全く見えないデザインです。(見えないですが、クッション素材の「PureGEL」は搭載されています)

また、段々と厚底化していることが分かります

横外側(左から30・29・28・27)

横内側(左から30・29・28・27)

靴裏(左から30・29・28・27)

靴裏も段々とフラットソールの形状になってきています。

ソールのパターンも、モデルにより微妙に違っています。

ゲルカヤノ30では、ソールの接地面積を広くすることで、走行中の安定性を追求しています。

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ゲルニンバスとの比較

GEL-NIMBUS 25|ランナーが選ぶ、最も快適なラングシューズ|アシックス公式

出典:アシックス公式HP

ゲルニンバスは、アシックスを代表するクッション性の高いモデルです。

雲(NIMBUS)のように軽く、柔らかい履き心地が特徴です。

最新作のゲルニンバス25は、オーストラリアのバイオメカニクス研究所による実験の結果、“ランナーが選ぶ最も快適なランニングシューズ“に選ばれています。

 

個人的にはゲルカヤノが年々「厚底化」していくことで、ゲルニンバスとの差別化が難しくなってきているなと感じています。

実際にクッション素材の「PureGEL」や、反発力を高めるフォーム材「FF BLAST PLUS ECO」など、多くは同じテクノロジーを採用しており、定価も19,800円と同じ価格に設定されています。

 

ただ違いとしては、ゲルニンバス25のヒール高は41.5 mmと分厚く、対してゲルカヤノ30のヒール高は29 mmとなっています。

やはりゲルニンバスはクッションモデルとして、クッション性が重視されているようです。

対してゲルカヤノは、近年はクッション性を高めてきているとはいえ、安定性重視のモデルのため、着地時の倒れ込みの抑制する機能などが充実しています。

安定性が高いと、靴のねじれを防ぎ、脚のぐらつきを抑え足の中心(軸)がブレないようサポートしてくれるため、ケガなどのリスクを減らすことができます。

 

結論としては、弾むような走り心地と高いクッション性を重視する人はゲルニンバス。

ある程度高いクッション性がありながら、サポート機能が充実している、安定性の高いランニングシューズが欲しい人はゲルカヤノがおすすめです。

ゲルカヤノ30の走行感レビュー

ここからはゲルカヤノ30の走行感レビューを行っていきます。

走行感レビューは、走行距離が伸びたら都度更新をしていきたいと思います。

主に一回のランニングでは5kmほど走っています。

10km時点の行感レビュー

まずはゲルカヤノ30で10km走った走行感レビューです。

所感としては、かかと部の傾斜があることで自然に足が前に進む感覚に驚きました。

これはホカオネオネのボンダイを初めて履いた時の感覚と似ていました。

 

クッション性は素晴らしく走ることが楽しいです。

ただ、ゲルカヤノ29よりも厚底化したので、反発力などはさぞ上がったのかと思ったのですが、個人的にはあまり変化は感じることはできませんでした

クッション性や反発力は、28→29の方が劇的に良くなっていたように感じます。

今のクッション性が何kmくらいまで持続するのか注目したいと思います。

 

またアウトソールの接地面積を広げたことで、安定性が上がっているとのことですが、個人的にこれは感じることができました。

29よりも接地面積が広くて、安定性が高くなっているように感じました。

総括すると10km走った主観としては、クッション性や反発力などは29と大きな違いは感じないが、安定性は高まっています。

100km時点の走行感レビュー

100km時点では、距離数が伸びるにつれてシューズが足に馴染んでいくことを感じました。

そのため足裏が擦れて痛い感覚は、履き始めよりはだいぶ良くなりました。(まだ少し擦れる感覚があるので、更に距離数を重ねると完全に馴染むのか検証します。)

クッション性は履き始めと同様で、まだまだ健全です。

ただ反発力は履き始めの弾むような感覚は薄れてきたかなと思います。

特にアウトソールの減りなどもありません。

ランニングシューズを買い替える前は、足裏や足首に大きな負担が掛かっていることを感じましたが、今はだいぶ楽になりなりました。

ただ、連日続けてランニングをすると、ふくらはぎが張ってしまいます。

これはシューズというよりも、僕の走り方や走力のなさの問題だと思っています。

総括すると、100km走るとシューズが足に馴染んで、自分も新しいランニングシューズに慣れてくるです。

300km時点の走行感レビュー

300km を走った時点では、100km時点と大きな変化を感じることもなく、しっかりとしたクッション性を感じます。

しかし履き始めに感じた弾むような反発力はもう感じません。

これは僕がゲルカヤノ30の走り心地に完全に慣れてきたということもあるかもしれません。

ソールはよく見るとすり減っている部分があります。

全体的には大きなダメージはなく、まだまだ走れる状態です。

また履き始めからここまで靴づれを起こすこともなく、快適な履き心地です。

やはりゲルカヤノの4Eワイズは僕の足に合うなと感じます。

総括すると300km時点では、まだクッション性もあり、快適に毎日使えます。

500km時点の走行感レビュー

500km時点での走行感レビューとしては、まだまだ走れる感触です。

走行距離が500kmを超えると、ランニングシューズによっては、クッション性や安定性がなくなり使えなくなりますが、ゲルカヤノ30はまだクッション性も十分感じます。

29までは500kmを超えてくると、足への負担が大きくなるのを感じたのに対して、30はまだクッション性があるので耐久性も歴代1番と言えるかもしれません。

とはいえ、300km時点と比較するとクッション性は確実になくなってきています。

現時点では快適に走れていますが、600〜700kmと距離を重ねると足へのダメージがグッと大きくなってしまうかもしれないですね。

ソールの状態は500kmを超えている割には、まだ削れていない方かと思います。

ソールの削れ具合としても、これまでのゲルカヤノよりも耐久性が高まっているように思います。

まとめるとクッション性は落ちてはきているものの、まだ快適に走ることができます。

ゲルカヤノ30のデメリット

ゲルカヤノを27〜から愛用している、ゲルカヤノ好きの筆者があえてゲルカヤノ30のデメリットを挙げます。

まず、一番大きなデメリットは定価が19,800円とランニングシューズとして高価な部類に入るということです。

これから本格的にランニングを始めようと思っている人に、いきなり2万円のシューズは高く感じると思います。

そのような方は、後にゲルカヤノ30をお得に購入する方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

またゲルカヤノ同様に安定性やサポート性に優れていながら、定価が15,400円とゲルカヤノより手に取りやすいGT-2000もおすすめです。

ゲルカヤノ ほどの高機能ではないですが、日常的なランニングに使うには十分な性能を備えています。

 

また実際に走ってみて感じたデメリットとして、足裏が擦れて痛いときがあります。

これは履き始めだから起きている靴づれなのか、インソールなどの問題なのかは、もっと走ってみてから分かるかと思います。

→100km走った時点で、シューズが足に慣れてきて、足裏の擦れはあまり気にならなくなりました。

ゲルカヤノ30をお得に購入する方法

ゲルカヤノ30をお得に購入する方法としては、Amazonでのネット購入がおすすめです。

これまでも、ゲルカヤノはAmazonで購入してきましたが、25〜30%ほどお得に購入することができています。

今回は定価19,800円(税込)のゲルカヤノ30を、14,237円(税込)で購入することができ、かつポイントが284円分付いたので約30%OFFで購入することができました。

 

ゲルカヤノを履いたことがあって、マイサイズが分かっている人はネット購入がおすすめです。

しかし、ゲルカヤノを履いたことがない人は必ず試着してからの購入をおすすめします。

ゲルカヤノは特にウィズが三種類あって、足幅にも合わせたサイズ選びをすることができるので、まずは実店舗でサイズ測定と試着が必須です。

まとめ

ゲルカヤノ30は4D GUIDANCE SYSTEM™を搭載した、疲労時の負担も軽減することができるランニングシューズ
従来(前作)のモデルと比較すると、クッション性が高まり、ソールも厚みが増したデザインが特徴
走行レビューとしては、クッション性や反発力などは29と大きな違いは感じないが、安定性は高まっていると感じる
Amazonなどのネット購入で定価よりもお得に購入することができる
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