リーガル「2235」の魅力とエイジングレビュー

リーガルは日本を代表する革靴ブランドであり、足を通した経験のある方も多いのではないでしょうか?

 

なかでもウイングチップは、リーガルの得意とする靴の一つです。

 

今記事ではインペリアルグレードである「2235」の魅力と、エイジングについてレビューさせて頂きます。

 始まりはリーガル

多くの革靴好きがそうであったように、僕にとってもリーガルは初めて購入した本格革靴でした。

 

日本の靴ブランドでありながら、アメリカのエッセンスがあるリーガルに魅力を感じ、デニムに合わせてコーディネートをしたいと憧れました。

 

リーガルは1870年(明治3年)に日本初の製靴企業として創業しています。

 

創業当時は陸軍を顧客として革靴を製造していましたが、第二次世界大戦後から民需用に靴を製造するようになります。

 

1961年にアメリカのブラウウン社と契約を提携し、「リーガルブランド」の革靴の製造を始めます。(1990年に正式に商標権をブラウン社から取得しています。)

 

このような歴史が反映されて、リーガルの靴はアメリカのエッセンスと、日本ブランドならではの作りの良さを味わえる靴が多いのです。

 

 リーガル「2235」購入記

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東京駅八重洲口のアウトレット店で、5年前に購入しました。

 

半期に一度の2足以上購入すると更に安くなるセールをしていたので、当時学生だった僕は友人と一緒に買いに行きました。

 

店内を物色していると、意外にも有名なモデルがたくさん置いてあり、お手頃価格になっているので驚きました。

 

そして、高価なインペリアルグレードやシェットランドフォックスが置いてある奥の棚まで進んでいき、見つけてしまったのです…。

 

それは70年代に発売以来、リーガルの大定番モデルとして愛されてきたウイングチップ「2235」とプレーントゥ「2236」が鎮座していました。

 

両モデルとも存在感のあるシボ革と、ダブルソールの意匠が特徴です。

 

早速足のサイズを測ってもらうと、幸い僕と友人のマイサイズがあり、僕は「2235」友人は「2236」を試着をしました。

 

定価は35,200円(税込)ですが、アウトレット価格と2足セールで23,000円ほどだったと思います。

 

一応予算は20,000円までと決めていましたが、憧れのモデルがここまで安くなっているとなると僕らはもう興奮状態。

 

すぐに購入を決めて、その足で日本橋のオレンジヒールに行って、シューケア道具を購入しました。

 リーガル「2235」のエイジングレビュー

 購入当初

購入当時の「2235」です。

 

上述した通り重厚なダブルソールとシボ革が、存在感があって魅力的です。

 

アメリカらしいロングウイングと、発色の良いブラウンカラーだと思います。

 

サイズは24.5cmです。(リーガルはスニーカーサイズから1㎝~1.5㎝ダウンがちょうど良いです)

 

右足の出し縫いの糸が切れており、アウトレット品となっています。(1枚目の画像が分かりやすいかと)

 

ライニングにアウトレット品である“N”の刻印がしてあります。

 

しかし今のところ使用するのに不便な点はなく、修理も問題なく行えると思います。

 

着こなしとしてはパンツを選ばずに履けますし、社会人になってからはクールビズなどのオフィスカジュアルシーンでも活躍します。

 

この「2235」で本格革靴の良さに目覚めた僕は、このあと高級ブランドにも手を出していくようになります。

 4年半履いたエイジング

始めの2年間は学生で、月に1度ほどのペースで着用し、社会人になってからは1週間に一度のペースで履いてきました。

 

改めて観てみると、購入当時と比較すると全体的に色が抜けてきています。

 

また歩き方のせいなのか、左足の方が履きしわが強くでています。

 

全体的にはシューツリーを入れて管理をしていたので綺麗な状態ではないでしょうか?

 

履きならしについては、始めの数か月は踵で靴擦れを起こしたり、右の小指が当たって痛かったのですが、履いていく内に問題なく馴染んでくれました。

 

靴磨きは月1の頻度で、一通りのケアをおこなっています。

 

靴クリームはコロニルのデリケートクリーム(無色)を使っています。

 

本来なら補色クリームを使うべきだと思うのですが、リーガルで買った靴クリームの色が濃すぎて使えず…なんとなくデリケートクリームで革に栄養を与え続けてます。

 

あと、靴紐はさのはた靴紐の平紐に変えました。

 

すごく丈夫だし、ほどけにくいのでおすすめです。

 

4年以上使ってみて意外に嬉しかったポイントが2点あります。

 

インソールの旧ロゴがかっこ良くて履くたびにちょっとテンション上がる

 

踵のソールが頑丈で、全然減らない!

 

インソールのロゴなんて履いたら見えないし、完全に自己満足なんですけど、僕はだんぜん旧ロゴの方が好きですね。

 

僕の持ってるローファー「2177」も旧ロゴなので、インペリアルグレードだからという訳ではなく、昔からの定番モデルには旧ロゴを採用しているようです。

 

踵のソールが頑丈で、ほんとに減らないんですよ。

 

本来なら修理しても良いくらいは歩いているはずなのに、画像を見て頂くとわかる通り大きく擦り減っていません。

 

強いてデメリットを挙げるとすると、踵がもっとコンパクトであればより僕の足に合うことと、長時間歩くと右の小指に当たって痛い時があるっていうこと位ですかね。

 

4年半履いた総合的な感想としては、とっても頑丈だし、武骨さと華やかさがマッチしたデザインもお気に入りなのでこれからもずっと使い続けたい1足です。

 まとめ

リーガルの靴はアメリカのエッセンスと、日本ブランドならではの作りの良さを味わえることが魅力
東京駅の八重洲口のアウトレット店では、リーガル・シェットランドフォックスなどの靴がお得に買えます
リーガルの「2235」は頑丈なリーガルを代表する名靴
リーガルの旧ロゴはかっこ良い
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