ナンガは日本のアウトドアウェア・シェラフ(寝袋)メーカーです。
アウトドアを楽しむ人々のために、創業以来高品質な「羽毛商品」を提供してきた歴史を持っています。
近年ではダウンジャケットの人気に火が付き、アウトドアフリークのみならず街着として愛用する人が増え続けています。
ナンガのダウンジャケットは多くのセレクトショップを中心に取り扱われており、コラボ商品も毎年リリースされています。
今記事ではナンガのダウンジャケットの魅力から、ダウンベストのコーデ例、ダウンベストの人気のブランドまで詳しく解説していきます。
ナンガとは
出典:ZOOM
ナンガの歴史
創業期
ナンガの前身は1941年に布団布団の加工を請け負う工場として滋賀県で創業。
バブル期のアウトドアブームがくると「有限会社コスモス」を立ち上げ、アウトドアブランドの下請けとして寝袋の生産を開始します。
その後90年代に入ると、国内の大手アウトドアブランドの寝袋加工を一挙に請け負うことになります。
しかし、大手アウトドアブランドが生産拠点をコストの安い外国に移したため、売上を大きく落とすなか、アウトドアアイテムの修理業に活路を見出します。
ナンガ誕生
一度大手ブランドからの下請けの仕事が一気になくなった経験から、自社で独自のブランドを立ち上げ「ナンガ」が生まれます。
ブランド名の由来はヒマラヤ山脈の中でも登頂困難と言われている「ナンガ・パルバット山」から、難しいことこそ挑戦をする決意を込めて名付けられています。
創業時の理念の通り、2002年からダウンジャケットの開発に取り組み、寝袋ブランドからアウトドアアパレルブランドに事業を変化させていきます。
現在
現在ではダウンジャケットの機能性とコストパフォーマンスの高さから、セレクトショップを中心に取り扱い店舗を全国に広げていきました。
ナンガの人気は国内に留まらず、海外での見本市でも高い評価を受け、アメリカ市場への事業拡大中。
ナンガの魅力
羽毛の品質
ダウンの品質を良さが分かる指標の一つとしてフィルパワーがあります。
フィルパワーとは羽毛1オンス当たりの羽毛のふくらみの度合いを示す数値で、フィルパワーが大きいほど暖かいダウンになります。
一般的に600フィルパワーがあると十分とされているなか、ナンガのダウンは760フィルパワーという高品質なものを使用。
ダウンの生産地も本場であるヨーロッパ製に限定し、ハイグレード商品に使われるハンガリー産のシルバーグースは930フィルパワーの最高品質。
ナンガ独自のテクノロジー
ナンガには独自開発をした“オーロラテックス”という素材があります。
オーロラテックスは防水加工を施したナイロンに、無数の微細孔があることで耐水性と透湿性(ムレない)を高めています。
天気を気にすることなくアウトドアを楽しむことができるテクノロジーです。
国内生産
ナンガのダウン製品の多くは国内の自社工場で生産されています。(一部の商品は海外の工場で生産。)
ほとんどのアパレルブランドが生産拠点を海外に移しているなか、自社工場での生産に拘ることで品質のクオリティを保っています。
また寝袋の永久保証を行っており、修理を引き受けることができるのも、独自のノウハウを持った自社工場だからこそ。
バリエーションが豊富
アウトドアを快適に過ごすために、ウェアを中心に幅広く製品を取り揃えています。
人気のダウンジャケットだけでも、キャンプからビジネスユーズまで様々なニーズに応える商品を展開。
ダウンジャケットのほかにもダウンパンツ、テントシューズ、防水キャップとニッチな商品のバリエーションも豊富です。
またナンガの製品は本格的なアウトドアでの使用を想定したリアルギアながら、街着でも使えるおしゃれなデザイン性も魅力的。
ナンガの代表モデル
ナンガの代表モデルをいくつかご紹介します。
※参考価格についてはメンズ用のものを記入しています。レディース用はメンズよりも少し安い価格設定になっています。
オーロラダウンジャケット
出典:https://mens.tasclap.jp/a1721
スタイル:カジュアル・アウトドア
参考価格:40,000円(税別)
メンズ・レディース
【ナンガの代表モデル】
具体的にはオーロラテック素材を採用することで耐水性と透湿性(ムレない)を高め、すっきりとしたデザインは街着にも最適。
ダウンは760フィルパワーの高品質なダウンを使用。
マウンテンロッジダウンジャケット
出典:ナンガHP
スタイル:カジュアル・アウトドア
参考価格:33000円(税別)
メンズ・レディース
【軽くて暖かいダウンジャケット】
羽毛にはオーロラジャケットよりも暖かい860フィルパワーのダウンを使用しながらも、オーロラダウンジャケットよりもお値打ち価格。
ベトナムで生産。
タキビダウンジャケット
出典:https://hinata.me/article/1204251818863399201
スタイル:カジュアル・アウトドア
参考価格:60,000円(税別)
メンズ・レディース
【焚き火を楽しむための、火に強いダウンジャケット】
キャンプに特化した機能性を備えながら、タウンユースしやすいデザイン。
収納力が高い点も◎。
オーロラステンカラーダウンコート
出典:https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/rococo/item/12212/
スタイル:ビジネス・きれいめ
参考価格:39,900円(税別)
メンズのみ
オーロラテック素材を使用しているので、悪天候にも強い。
ダウンベストのコーデ例
出典:服ログ
ナンガのダウンベストをご紹介する前に、ダウンベストのコーデ例を見ていきましょう。
ダウンベストは春秋はアウターとして、真冬はインナーダウンとして使える便利なアイテムですが、1歩間違えるとカジュアルになり過ぎて子供っぽいコーデに見えてしまいます。
今回はダウンベストをタウンユースで大人っぽく着こなしてるコーデ例をご紹介します。
アメカジコーデ
出典:pinterest
ワークブーツ×ホワイトパンツ×デニムシャツ×ダウンベストのコーデ。
パンツとインナーのシャツを白系にすることで、爽やかな印象が強くなっています。
重ね着の上にダウンベストを羽織る場合は、細かく気温調整をすることができて便利。
スーツコーデ
スーツの上にダウンベストを羽織った上品な着こなし。
車移動や都内での電車通勤など、冬でも外の移動距離が短い人におすすめのスタイル。
クラシックコーデ
出典:pinterest
スニーカー×スラックス×インナーダウン×チェスターコートというクラシックでありながら、ヌケ感のある着こなし。
インナーダウンとチェスターコートを同一色にすることで、コーデに統一感を出しています。
ベージュはコーデが上品な雰囲気になる人気カラー。
カジュアルコーデ
出典:pinterest
日本人にも似合うおしゃれなカジュアルコーデ。
活動的な休日やデートにおすすめな着こなし。
ナンガのダウンベスト紹介
ナンガでラインナップされているダウンベストを見ていきましょう。
現在ナンガでは3種類のダウンベストがラインナップされています。
使う用途・シーンによって選びましょう。
またナンガ以外の人気のダウンベストブランドも合わせてご紹介します。
ナンガダウンベスト
インナーダウンベスト
出典:ナンガHP
スタイル:カジュアル・ビジカジ・きれいめ
参考価格:22,000円(税別)
メンズ・レディース
【汎用性の高い万能ダウンベスト】
Vネックなので、スーツのようなドレスアイテムにも馴染む。
カラーバリエーションが豊富なのもうれしいポイント。
マゼノリッジベスト
出典:ナンガHP
スタイル:カジュアル・アウトドア
参考価格:34,000円(税別)
メンズのみ
【アウター感覚のダウンベスト】
羽毛入りの腰ポケットが暖かく、手に入れやすい位置にあるのも◎。
エアリアル ダウンベスト パッカブル
出典:ナンガHP
スタイル:カジュアル・アウトドア・きれいめ
参考価格:31,200円(税別)
メンズのみ
【着ていることを忘れる軽さ】
カジュアルシーンの幅広い着こなしにマッチする。
人気のダウンベストブランド
ロッキーマウンテンフェザーベッド
出典:https://forzastyle.com/articles/-/60047
スタイル:カジュアル・アウトドア
参考価格:43,000円(税抜)
メンズ・レディース
【アメリカの名作を日本でリバイバル】
ヴィンテージの再現に留まらず、現代のエッセンスを取り込んだデザイン性は海外でも人気が高い。
特にダウンベストは名作と呼び声高い。
ノースフェイス
出典:男前研究所
スタイル:アウトドア・ストリート
参考価格:20,000~30,000円
メンズ・レディース
【おしゃれなアウトドアブランドの代名詞】
日本ではおしゃれなアウトドアブランドの代名詞になりつつある。
特にストリートファッションとは相性◎。
ユニクロ
出典:ユニクロHP
スタイル:カジュアル・ビジカジ
参考価格:3,000~4,000円
メンズ・レディース
もはや日本の冬には、マストハブのアイテムとなりつつある。
ダウンベストは軽い着用感と、小さくして持ち運びべるので重宝する。