レザーソールは高級靴の代名詞的な仕様です。
革靴が好きになると必ずレザーソールの靴に憧れると思います。
ケアをしながら使うと経年変化を楽しむことができることも、ラバーソールにはない魅力です。
今記事ではレザーソールのメリット・デメリットからケア方法までまとめて解説しています。
レザーソールの魅力
出典:楽天HP
レザーソールは通気性が高く、高級感があるということが魅力です。
通気性が高い
レザーソールは通気性が良く蒸れにくい性質があります。
ちなみに私はレザーソールの靴を数足所有していますが、特別通気性が良いという実感はできていません…
高級感がある
レザーソールの魅力は最も大きな魅力は高級感があるという1点に詰まっています。
ラバーソールよりもフォーマル度が高く、格式の高い場にマッチします。
実際高級ドレスシューズの多くはレザーソールを採用しています。
レザーソールの種類
レザーソールには様々な仕様があるので、その一部をご紹介します。
オープンチャネル
オープンチャネルは靴裏の縫い糸が見えている状態のレザーソールです。
流通している多くのレザーソールはオープンチャネルです。
高級靴ブランドのチャーチは8万円以上の高価格帯ながら、一貫してオープンチャネルに拘っており、その姿勢が靴好きから好感を得ています。
伏せ縫い(チャネル仕上げ)
ここからは一部の高級ブランドが採用している仕様です。
伏せ縫い縫い糸が見えないように革を被した仕様になっています。
オープンチャネルよりもドレッシーで高級感があります。
カラス仕上げ
出典:シューパラHP
カラス仕上げも高級ブランドが採用している仕様になります。
ソールを黒色に塗ることで、高級感を演出しています。
半面を黒色に塗った半カラス仕上げもあります。
レザーソールのデメリット
レザーソールは高級感があってかっこ良いですが、実用性の面ではラバーソールに劣ります。
レザーソールのデメリットを3つあげます。
滑りやすい
レザーソールを所有しいる人は、恐らくこれが一番のデメリットと感じてると思います。
なぜなら階段などで滑って転んだら大怪我に繋がる恐れ入れがあるからです。
私も何度か階段で滑って転びそうになり、ヒヤリとした経験があります。
滑るのが気になるかたは、踵をラバー製のものに変えるのがおすすめです。
削れやすい
レザーソールはラバーソールと比較すると耐久性がなく削れやすいです。
特に履きはじめの時期は靴に返りついてなく、つま先が削れやすくなっています。
つま先が削れ過ぎてしまうと、オールソール(靴裏の張り替え)をすることが難しくなってしまうので、履く前にヴィンテージスチールを装着することをおすすめします。
レザーソールの耐久性を上げる対応策として、ハーフラバーを貼ったうえでヴィンテージスチールを装着する手もあります。
雨に弱い
レザーソールは雨に弱く、雨の日に履くとラバーソールの数倍のダメージを受けるとされています。
雨の日用はラバーソールの靴を履くようにしましょう。
雨でも履けるようにハーフラバーを貼って対応している人もいます。
レザーソールのケア
レザーソールはケアをすることで耐久性を高めることができます。
逆にケアをしないとレザーソールが乾燥して、削れやすくなり、ひび割れの原因になります。
・汚れ落としクリーム
・布
・レザーソール用のクリーム
・アビィースティック
これらの道具が必要になります。
レザーソールのケア手順
手順1:ブラッシング
ブラシでレザーソール付いたホコリや小石を払っていきます。
このとき使うブラシは、アッパー(甲革)をブラッシングするときに使うブラシとは分けたほうがよいと思います。
靴底のブラッシングなので、使うブラシは何でも構いません。
手順2:汚れ落としクリーム(ステインリムーバー)で汚れを落とす
汚れ落としクリームを使ってソールの汚れを落とします。
このときに使う布はすごく汚れるので、使わなくなった下着やTシャツなどの布で充分です。
これはレザーソール用のクリームを塗る前に、ソールに水分を与える意味もあります。
ある程度ソールを湿らせておくと、レザーソール用のクリームを塗ったときに広がりやすくなります。
手順3:レザーソール用のクリームを塗る
ソール全体に薄くクリームを広げましょう。
レザーソール用のクリームについては、シューケアブランド各社出していますが、私はブートブラックのレザーソールコンディショナーを使っています。
手順4:アビィースティックを使ってクリームを浸透させる
布で巻いたアビィースティックを軽くソールに押し当てクリームを浸透させます。
ケアをしたレザーソールは潤いがあり、繊維がつまった感じになります。
アビィースティックは8000円~とお高いので、ソールのケアに使う分には同じような形のものであれば代用可能です。
私はリップクリームを使っています。
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まとめ
・耐久性や耐水性は、ラバーソールに劣る
・レザーソールは滑りやすいので、気になる人は踵をラバーに変更することがおすすめ
・つま先が削れやすいので、履く前にヴィンテージスチールを装着することがおすすめ
・ケアをすることでレザーソールはしなやかで、耐久性が高くなる。