【6年目】スコッチグレインのストレートチップのエイジングレビュー

スコッチグレインの革靴の概要

ブランド :スコッチグレイン
デザイン :ストレートチップ
モデル名 :I8020
アッパー :国産カーフ
ソール  :革底(ヒール+つま先はラバー)
製法   :グッドイヤーウェルト製法
サイズ  :24.5cm

今記事ではスコッチグレインのストレートチップのエイジングレビューを行っていきます。

スコッチグレインの革靴の経年変化に関心のある方には面白い内容になっていますので、ぜひ最後まで見てみて下さい。

購入時の状態

まずは購入時の状態については、以下の写真の状態です。

上から

正面

ソール

購入したのは新宿の伊勢丹でした。

伊勢丹の別注モデルで新年のセールで購入をして、正確な価格は忘れたのですが、30,000円を切るくらいの価格だったと思います。

I8020は現在伊勢丹HPでは、セールで33,000円で販売されています。

参考までに現在のスコッチグレインの国産カーフのモデルの定価は35,000円ほどです。

当時からは全体的に定価は2,000円くらいは値上げしているのかなと思うですが、値上げラッシュが続く昨今、ほとんど値上げをしていない企業努力には頭が下がります。

また国産カーフのモデルであれば、今でもセールやアウトレット、WEB限定品を利用すれば2万円代で購入できます。


スコッチグレイン SCOTCH GRAIN ストレートチップ WEBMODEL NL4116BL(E)

シルエットは写真の通り、比較的ロングノーズで細身です。

冠婚葬祭や仕事で使いやすいと思って内羽根のストレートチップのデザインにしました。

ウィズはスコッチグレインでは標準的な3E。

サイズはタイト目な24.5cmを選びました。

ちなみに、リーガルの革靴も24.5cmがマイサイズです。

履きならし期間の思い出

この靴は履きならしに苦労したので、備忘録として残します。

まず写真を見た感じ、革が硬そうな印象を受けないでしょうか。

そうです、スコッチグレインの国産カーフは分厚くて硬いんです!

それなのに、たくさん歩かなければいけない日に履き下ろして、血まみれになりました…。

私は特に右足の小指がよくあたってしまって、何度もタコができて痛かったです。

履き慣れるまでの数ヶ月間は何度も靴づれをし、内羽根の靴は自分に合わないのではないかと何度も思ったりしました。

しかし、数ヶ月履き続けると、靴底が足形に沿って沈み、フィット感が高まってきました。

特に、あんなに硬かった革が柔くなり、足の形に沿って革が変化していきました。

履き心地も全く変わり、スニーカーのように歩きやすくなりました。

靴づれもしなくなったので、長時間靴を履く日にはこの靴をよく選ぶようになりました。

次の章からはエイジングした様子についてお伝えします。

スコッチグレインの経年変化

6年目となったスコッチグレインのエイジングは以下になります。

上から

横から

ソール

どうでしょうか?

個人的には履きしわや、自然なツヤが出ていて良いエイジングになっているのではないかと思います。

ケアは履いた後の馬毛ブラシでのブラッシングと、月に1度ほどクリーナーと栄養クリームで靴磨きをしていました。

履き始めて一年ほどは、革底の高級感を楽しんでいたのですが、写真の通りソールにラバーを装着しました。

それからは、雨用の靴として活躍してくれました。

国産カーフで厚くて頑丈な革なので、多少の雨にはびくともしなかったです。

ただ大雨の日も何度もあり、流石にダメージが随所に見られます。

もう少しでヒビ割れになってしまいそうなシワ

つま先にも傷が

履き慣れてから、革が柔らかくなり、履き心地が良いので天候関係なくガンガン使ったことで近くで見るといくつか傷などがあります。

また今にして思うと、スコッチグレイにはシャインオアレインという雨の日用の防水性能の素晴らしいシューズがあるので、初めからシャインオアレインにしておけば良かったとは思いますね。

ヒールの減りについてはこんな感じです。

ガンガン使ってきた割りにはあんまりすり減っていません。

ローテーションして履いていたので、思ったよりも使用回数は多くなかったのかもしれません。

最後に経年変化前と後で並べてみます。

新品の状態と比較すると、革が伸びて靴の形が変わっているのが、よく見ると分かるかなと思います。

特にボールジョント部分が広がっています。

自分の足に合わせて、革が伸びてフィットしてくれるのは革靴の良いところですね。

インソールもエイジングをして飴色になっています。

新品の綺麗な状態も良いですが、やはり革靴はエイジングした状態の方が魅力的に思いますね。

この数年は仕事で革靴を履く機会がなく、履くことがあまりないのですが愛着のある一足です。

まとめ

スコッチグレインのストレートチップの経年変化についてまとめました。

スコッチグレインの国産カーフのエイジングが、どのようになるのかご理解頂けたかと思います。

個人的には、履き始めは硬いけど、足に馴染んだら多少の雨ではびくともしない頑丈で良い革だと思います。

ガンガン仕事で使っていきたい方や、就活生やグッドイヤーウェルト製法の革靴を初めて履く方におすすめです。

また、初めから雨用として使いたい場合はシャインオアレインを選ぶのが良いと思います。


スコッチグレイン SCOTCH GRAIN ストレートチップ WEBMODEL NL4116BL(E)

 

スコッチグレイン SCOTCH GRAIN ストレートチップ シャインオアレインIV 2776BL(E)

最新情報をチェックしよう!