【経年変化】リーガルの定番ローファー「2177」のエイジングレジューとメリット・デメリット

革靴でありながら軽快なイメージを与えてくれるローファーは、おしゃれな人は必ず持っているマストアイテムと言っても良い革靴です。

革靴の老舗リーガルでは、多くのローファーが展開されています。

その中でも「2177」は定番モデルとして、ロングセラーを誇っています。

今記事では筆者が2177を愛用してみて感じたメリット・デメリットと経年変化についてまとめています。

2177が気になっている方には、有用な内容となっていますのでぜひ最後まで見てみて下さい。

リーガルの定番ローファー「2177」とは

リーガル 2177

2177は1971年に発売を開始してから、50年以上のロングセラーを誇る定番ローファーです。

リーガルは元々、アメリカのブラウウン社と契約を提携してリーガルブランドの靴を作り始めたという歴史があるので、リーガルのロングセラーモデルはアメトラな雰囲気のものが多くなっています。

2177もアメトラを感じるコインローファーのデザインです。

具体的には、ビーフロール仕様でサドルがカジュアルな印象を与えています。

G.H.BASS ラーソン

G.H.BASS(ジーエイチ・バス) LARSON ペニーローファー Black | セレクトショップZABOUの通販/ウェブショップ

出典:https://shop.zabou.org/?pid=47663846

同じく、ビーフロール仕様のローファーで有名なG.H.BASSのラーソンはマッケイ製法で、より軽やかな印象です。

2177はグッドイヤーウェルト製法の堅牢なイメージで、ラーソンよりもコバが張り出しています。

アッパーにはガラス革を採用しています。

ソールはラバーソールです。

ラスト(木型)はクラシックなシルエットで、ショートノーズで丸みを帯びたつま先となっています。

カジュアル用途からビジカジで使いやすい、ベーシックなローファーです。

「2177」のメリット

筆者が2177を5年ほど愛用してみて感じたメリットについては以下になります。

・コーデに使いやすい

・雨の日も履ける

・コスパが良い

上から順番に解説していきます。

コーデに使いやすい

2177はポッテリとしたシルエットで、ビーフロール仕様のカジュアルなローファーです。

そのため、Tシャツにデニムといった極シンプルな着こなしも合います

そして、ジャケットスタイルやコートを羽織ったキレイめな着こなしにも合います。

流石にスーツスタイルにまでマッチするとは言いづらいですが、Tシャツからジャケットスタイルまで、幅広くなんでも合わせられるのは、コーデを構築する上でとても楽です。

この履き回しの汎用性の高さは、絶妙なラスト(木型)のお陰なので、シルエットの秀逸さもロングセラー商品である所以の一つだと思います。

雨の日も履ける

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2177はラバーソール+ガラス革という組み合わせなので雨の日も履けます

私自身、雨の日には何度も履いてきました。

ただ、特別ソールに滑りにくい加工がされているわけではないので、滑ることには注意が必要です。

コスパが良い

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2177はグッドイヤーウェルト製法ながら、定価は税込24,200円です。

ネットでの購入であれば、1万円代でも購入することができます。

手間の掛かるグッドイヤーウェルト製法の靴が、定価で2万円代というのは、かなりコストパフォーマンスが良いです。

また2177のヒールは頑丈な素材のようで減りずらく、ヒール交換まで時間が掛かるので経済的ですね。

「2177」のデメリット

続いて2177のデメリットについては以下になります。

・ガラス革は経年変化を楽しむことが難しい

・ローファーは足に合わないと悲惨

上から順番に解説していきます。

ガラス革は経年変化を楽しむことが難しい

ガラス革は雨に強く、ほとんどケアをしないでもツヤを保つことができるメリットがありますが、経年変化を楽しむことが難しい革です。

表面に樹脂加工をしてあるので、スムースレザーのような革の風合いを楽しめません。

また、長く使うと樹脂がヒビ割れをしてしまう可能性が高いです。

ヒビ割れを起こしてしまうと、もう使えなくなってしまうので、一般的にはガラス革の靴を十数年といった、長い期間愛用することは難しいとされています。

2177を購入する際は、このデメリットは頭に入れておいた方が良いですね。

ローファーは足に合わないと悲惨

靴ずれが痛い!緊急時の対処法はこれだ!靴ずれの原因と予防対策とは?|着ごこち+プラス|GUNZE(グンゼ)

出典:https://www.gunze.jp/kigocochi/article/1k202101-02/

ローファーは紐がない分、フィッティングが難しい靴です。

通常は靴紐で足の甲のフィット感を調整することができますが、ローファーではそれができません。

筆者は踵が小さく、甲は低く、足幅は広いという靴選びが非常に難しい、マイノリティな足形をしています。

ローファーを選ぶ際は、足幅に合わせたものを選ぶのですが、甲が低いので余り、踵も小さいので擦れます。

一言でいうとローファーに合わない足をしているので、履きならしが大変で、今でも2177を長く履くと踵が擦れます。

これはローファーが悪いというよりも、ローファーに合わない足の形をしているのに、無理に履いているせいなのですが、私と同様に難儀な足形の方は要注意です。

購入する前は、普通の靴よりも入念に試着をして、ローファーが足形に合っているか確かめましょう。

足形に合っていないと感じた場合は、どんなにかっこいいローファーでも、諦めることをおすすめします。

2177の経年変化

ここからは2177の経年変化のエイジングレビューを行っていきます。

2177のエイジングの参考にしてみて下さい。

購入時

まずは、購入した段階の状態です。

上から

正面

横から

ソール

ベーシックなコインローファーに見えると思います。

個人的にはロゴがクラシックな旧ロゴのデザインでカッコイイです。

革には厚みあり、履き始めは硬いです。

踵は比較的大きめな作りなので、踵が小さい人にはフィットしないと思います。

ノーズは絶妙な長さで、幅広い着こなしに合います。

エイジング後

エイジング後の状態については以下になります。

購入してから5年ほど経過しています。

着用頻度としては、始めの一年は週に一回ほどの頻度、以降は月に一度ほどの頻度で履いてきて、ここ二年ほどはあまり履けていません。

上から

正面

後ろ

ソール

着用頻度が少なく、シューツリーを入れて管理していたので、型崩れなく綺麗な状態だと思います。

履きジワは現状深くは入っていません。

ソールの減りは、つま先は削れてきていますが、ソール全体の減りはまだ少ない状態になっています。

ガラス革は履きジワが深く入ると目立つので、シューツリーを入れて管理することがおすすめです。

コロニルのシューツリーは、比較的幅広いラスト(木型)の靴に合います。

まとめ

リーガル2177はビーフロール仕様のベーシックなコインローファー
定価が2万円台とグッドイヤーウェルト製法の革靴としては、コストパフォーマンスが良い
ローファーを購入するときは、紐靴よりもフィッティングを入念にする必要がある
シューツリーを入れて管理することがおすすめ
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