これ以上ないくらい頑張っているのに、毎日なんども怒られる…
会社や学校に近づくとストレスでお腹が痛くなる。
とにかくつらくて、苦しい。
私は社会人2年目のときにこのような状況におちいりました。
そのときにどうやって立ち直ったのか、具体的な対処法についてお伝えします。
これは仕事以外にも当てはまることだと思いますので、学校や部活などでも同じ状況にいる方もぜひ参考にしてみてください。
私がつらかった時の状況
私は新卒で専門商社に入社しました。
2年目から営業として担当を持ち始めてから地獄がはじまります。
当時私が所属していた部署は忙しく、新人といえど多くの仕事を受け持たなければなりませんでした。
体育会系な部署でもあったので、怒られて一人前になっていくという風土もありました。
このように当時の状況を分析できたのはずいぶん後になってからで…当時は自分に才能と能力がないから毎日怒られていると思い込んでいました。
現状を変えたいと思い、とにかく誰よりも頑張ろうと決めて、毎日残業・休日出勤を繰り返しました。
休みも取らず、家でも仕事をし続けました。
いわゆる過労死の危険性のあるくらいの時間を一生懸命取り組みましたが、状況は変わらず…
仕事がまわっていないのでトラブルを起こしてしまうことも多く、上司に相談をしにいくと怒られるという繰り返しでした。
とにかく毎日がつらくて、通勤で会社に近づくと吐き気と腹痛に襲われました。
それでも逃げ出したり、担当変更を願いでることはしませんでした。
当時の私は「ここで逃げるやつはダメなやつだ。逃げるくらいなら死んだほうがマシだ。」という間違った信念で、間違った努力を続けていました。
この思考は真面目な人ほどおちいってしまう危険性があると思います。
つらい状況から抜け出すためにおこなったことを下で解説していきます。
つらい状況から抜け出すための役立ったメンタル法
課題の分離
つらかったときにアドラーの哲学に出会うことで救われました。
アドラー哲学のなかで、「課題の分離」という考え方があります。
“例えばあなたが電車に乗っているときにおじいさんに席を譲ったとします。
あなたは、おじいさんから感謝の言葉をもらえるものと考えていました。
しかしおじいさんは当然のように席に座り、感謝の言葉はまったくありませんでした。
このような状況でもあなたは腹を立ててはいけません。
なぜならあなたにとっての課題はおじいさんに席を譲るか否かで、譲ってもらったおじいさんがどう感じるかはあなたの課題ではないからです。”
まとめると人間は自分の課題だけに集中するべきでという考え方です。
「課題の分離」を知ってからは、自分の仕事は精一杯のことを学んで、できることことをやりきるというシンプルなものになりました。
「自分の課題」ではないことで、周りから言われることが気にならなくなっていきました。
あなたは物語の主人公
この考えを持つことで前向きになることができました。
つらい状況にいても、今は物語の序章と考えましょう。
ハードな面があるほど物語は盛り上がります。
いつも自分が成功したときの状況を思い浮かべて下さい。
今はまだ途中、自分ならできると言い聞かせます。
前向きになれることが重要ですね。
つらい状況から抜け出した具体的な手法
毎日8時間以上は寝る
とにかくたくさん寝ましょう。
最低8時間は寝るべきです。
寝ないで働くことによる生産性の低さは様々な研究で証明されています。
私は寝ることで、なんとか体力と精神を回復して1日も休まずに通勤することができました。
睡眠に関しては仕事関係なく、質の高い人生を送るために必須だと考えています。
筋トレ・ランニング
トレーニングをすると、不思議となんでもできるような感覚に包まれます。
とにかく達成感とストレス発散につながるのです。
トレーニングを続けなければ、きっとうつ病になっていたと思います。
睡眠に運動ってインフルエンサーの「テストステロン」さんと言ってることが一緒じゃないかと思われたかたもいると思います。
そうなんです。
当時はまだ「テストステロン」さんを知らなかったのですが、「テストステロン」さんの教えを実践していたんですね。
睡眠とトレーニングが充分であれば、いろんな問題の8割方は解決すると今でも考えてます。
なんとなく、マッチョでうつ病の人っていない気がしませんか?
職場では休みの日はいつもトレーニングしていることをいじられたものですが、今ではトレーニングに感謝をしています。
とにかく寝て、体を動かす。おすすめです。
優先度を考える
仕事がどうしてもまわらなかった私も、徐々に人に頼ること、降ってくる仕事にNOを言うことを覚えていきました。
また仕事は大きく分けると下記の4つに分けることができます。
①緊急度が高く、重要度が高いこと
②緊急度は低いが、重要なこと
③緊急度は高いが、重要でないこと
④緊急度は低く、重要度も低い
私はメモ帳のページを4ブロックに分けて、タスク管理をすることで生産性を上げることができました。
このなかで最も重要なことは「緊急度は低いが、重要なこと」である②です。
一見「①緊急度が高く、重要度が高いこと」を先にこなす方が優先に感じますが、長い目でみると②に時間をかけることで効率が上がります。
そして③と④は大胆に切り捨てていきました。
これは有名なビジネス書“七つの習慣”から取り入れました。
下記のまとめ記事やオリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTube動画が分かりやすいので興味のあるかたは見てみてください。
まとめ
如何だったでしょうか。
これらのことを一つ一つ実践することで、最悪だと思えた状況から抜け出すことができました。
なにか一つでも、参考になることがあったら幸いです。