Open AI社が提供するChatGPTが話題です。
チャットで質問をすると、どんなジャンルでも答えを返してくれます。
またChatGPTは汎用AIなので、質問に答えてくれるだけでなく、創作活動もしてくれます。
詩や歌詞のイメージを伝えると、それに沿った内容のものを作ってくれるのです。
そこで、今回はChatGPTを使って様々な創作をお願いしてみました。
ChatGPTをまだ試したことがない方にも、どんなことができるものなのか知る機会となれば幸いです。
詩・俳句
さっそく創作活動をChatGPTにお願いしてみます。
まずは詩の作成を、ChatGPTにしてもらいます。
詩のイメージを以下のようにChatGPTに伝えます。
この5つの単語からどのような詞を作ってくれるのでしょうか。
できたものが以下になります。
おおー。
ちゃんとした詩ができています。
詩には詳しくないですが、出来栄えは結構良いんじゃないでしょうか。
しかし、文化という言葉はあくまでもイメージで使って欲しかったのですが、無理に文化という言葉を何度も使っている点は、個人的にはマイナスポイント。
今度は俳句を作ってもらいます。
陽炎を季語にした俳句をお願いしてみました。
ちなみに陽炎は春の季語です。
出来栄えとしては、個人的にはあんまりでしたが、これを即興で作ってくれることがすごいですね。
歌詞
今度は歌詞をChatGPTに作ってもらいます。
歌詞は詩と比較すると長いので、どのような結果となるのでしょうか。
まずは、下記の単語から連想した歌詞を作ってもらうようにします。
お題としてはロックテイストの歌詞が出来上がる気がして、ワクワクします。
出来上がったものが以下になります。
お題の通り、熱い歌詞が出来上がりました。
この歌詞を使って、AIでメロディを付けることができたら、何の苦労もなく音楽を生成することができるようになりますね。
ちなみに僕はまだ触ったことはありませんが、音楽を生成することができるAIサービスもたくさんあるようです。
もう一つ歌詞作成をお願いしてみます。
今度は難易度を上げて、ブルーハーツ風の歌詞をお願いしてみました。
ブルーハーツといえば、ストレートな歌詞と、ピュアなメッセージ性が心を揺さぶるものが多いですが、AIに感動できる歌詞が書けるのでしょうか。
シンプルにブルーハーツ風の歌詞をお願いしてみました。
おお。
ロックンロールっぽい歌詞になっています。
「この世界を変えるために僕たちは一つになって立ちあがろう」という歌詞なんかはメッセージ性はありますが、ブルーハーツっぽいかというと微妙ですね。
小説
続いて難易度が高いと思われる小説の創作をChatGPTにお願いしてみます。
一説には、小説家は創造性を必要とする仕事のため、最もAIに代替されない仕事とされています。
小説においてのChatGPTの創造性を試してみようと思います。
以下のように絆をテーマにした小説の作成をお願いしてみました。
かなり曖昧な依頼ですが、どのように答えてくれるのでしょうか。
絆をテーマにした2人の女性の友情物語を書いてくれました。
ちなみに、この話を400文字以内で要約をお願いすると、このような内容となります。
要約まで、簡単にお願いできることはすごいですね。
この要約機能は色んなところで使えそうです。
続いては星新一風のショートショートを作るようお願いをしてみます。
星新一のようなシュートショートが量産できるようであれば、夢のような話ですね。
星新一風のショートショートを2000字以内で書いてもらった結果が以下になります。
SF感のある物語を書いてくれました。
こちらも星新一っぽいかといわれると、そうではない感じがします。
現状は〜風の小説だったり、歌詞を書くことは難しいようです。
また、2000字以内とお願いしたからなのか、途中で小説が終わっています。
文字数の調整がうまくいかなかったようです。
このように、不完全さも見受けられます。
ラップのリリック(歌詞)
最後にラップのリリック(歌詞)作りに役に立つのか試してみます。
Hiphopには韻を踏む文化があるので、韻を考えたりすることにだいぶ役立つのではないでしょうか。
(韻を踏むとは、一定の箇所に同じ母音の言葉を配置することで、リズム良く聞かせるテクニックです。例えばスイカの母音は(u-i-a)になり、着いた(u-i-a)は韻を踏んでいる言葉となります。)
「ホンモノ」で韻が踏めるワードを10個考えてもらいました。
アレ…全然韻を踏んでませんね。
僕のお願いの仕方が悪かったのもしれませんので、母音が「o-n-o-o」になる4文字の言葉という条件を足してみました。
これでもダメですね。
さっきよりは良くなりましたが、「n」が無視された3文字のワードしか返ってきませんでした。
また僕の質問の仕方が悪かったのか、ChatGPTには韻を踏むという概念はまだないのかも知れません…。
韻を踏むことが難しいので、ラップのリリックを作ることは現状難しそうです。
このように、即興で思っていたよりも凄い創作物を返してくれるときと、そうではないパターンがあることが分かりました。
まだ発展途上の技術なので、定期的にこうやって遊んでみて精度を測るのも面白いかも知れません。
今記事でChatGPTに興味が出たという方は、ChatGPTの始め方について分かりやすく解説した記事を書いているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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まとめ