Bardとは?始め方と使い方を分かりやすく解説

テキスト生成AIであるChatGPTが話題ですが、その対抗馬であるGoogleのBardも注目を集めています。

 

Bardの試験的な運用は既に始まっていますが、開始当初は限定した地域でのみ使えるようになっており、日本は対象外でした。

 

しかし、ついにBardが日本でも使えるようになりました。

 

今記事ではBardについての情報と始め方、使い方について分かりやすく解説しています。

 

今記事では日本語訳も解説につけており、簡単にBardを始めることができますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

Bardとは

Bardとはアメリカの大手テック企業であるGoogleが提供する、利用者の質問に自動応答する対話人工知能(AI)サービスです。

 

ちなみに、Bardとは和訳すると吟遊詩人という意味です。

 

このサービスには、2021年に発表された言語生成AI「LaMDA(ラムダ)」が利用されています。

 

基本的な機能はChatGPTと同様で、会話型のチャット形式でAIがビッグデータを用いた正確で自然な回答をしてくれるというものです。

 

ChatGPTとの最大の違いはBardがすべての情報をウェブから取得しているということです。

 

Bardは2023年3月21日に、アメリカとイギリスで限定的に実験版が公開されました。

 

利用をした人の感想としては、まだ質問に対する回答能力や、プログラミングのコーディングでChatGPTに及ばないとの感想が多く挙がっているようです。

 

現在では、日本でもBardを使用できるようになりましたが、まだ日本語対応はされていません

 

日本語対応のスケジュールについて現状未定です。

 

Bardの始め方

Bardを始める方法は簡単です。

 

waitlistリストに登録した後、Bardの利用開始メールを受け取り、利用開始という手順です。

 

そのため、Bardを始めるためには、まずはwaitlistリストに登録をする必要があります。

 

以下からwaitlistリストに登録をして、Bardを始める方法について解説しています。

 

①waitlistリストの登録サイト画面に遷移する

まずはgoogleアカウントにログインした状態で以下のURLにアクセスします。

 

https://support.google.com/bard/answer/13194541?hl=en&ref_topic=13194540

 

アクセスすると以下の画面に遷移します。

 

赤枠で囲ったURLを押下して、次画面に遷移します。

日本語訳

吟遊詩人の順番待ちリストに参加する
順番待ちリストに参加して、吟遊詩人を最初に試す人の 1 人になることができます。 Bard は、ジェネレーティブ AI とのコラボレーションを可能にする実験です。 創造的で役立つ協力者として、Bard はあなたの想像力を刺激し、生産性を高めることができます。 Bard の詳細と、大規模な言語モデルがどのように機能するかをご覧ください。

あなたが必要なもの
・自分で管理する個人の Google アカウント。 親、保護者、または Google Workspace 管理者が管理する Google アカウントは使用できません。
・18 歳以上であること。
・サポートされているブラウザー: Chrome、Safari、Firefox、Opera、または Edgium。
重要: 現時点では、Bard は米国英語でのみ使用できます。

順番待ちリストに参加する
1.bard.google.com にアクセスします。
2.[順番待ちリストに参加] を選択します。
3.必要に応じて、個人の Google アカウントにサインインします。
4.[はい、参加します] を選択します。Bard にアクセスできるようになると、ウェイティング リストに追加され、メール通知が送信されます。

 

②waitlistリストに登録する画面に遷移する

以下に遷移してから、赤枠で囲った「join waitlist(リストに参加する)」に押下します。

 

そうすることで、waitlistリストに登録する画面に遷移することができます。

日本語訳

吟遊詩人は、週末の釣りやキャンプ旅行の持ち物リストを作成できます

Bard に会いましょう: あなたの想像力を刺激し、生産性を高め、アイデアを実現するためにここにいる、創造的で役立つ協力者です。

吟遊詩人は実験であり、不正確または不適切な応答を返す可能性があります。 フィードバックを残すことで、Bard の改善に役立てることができます。 順番待ちリストに参加して、自分で試してみてください。

 

③waitlistリストに登録する

右下の赤枠で囲った「join waitlist(リストに参加する)」に押下することで、waitlistリストに登録ができます。

 

画面真ん中の赤枠で囲ったチェックリストにチェックを入れると、Bardの最新情報についてメールで受け取ることができます。

 

ここはチェックを入れても、入れなくてもどちらでも大丈夫です。

日本語訳

順番待ちリストに参加する

bard.google.com にアクセスします。
[順番待ちリストに参加] を選択します。

必要に応じて、個人の Google アカウントにサインインします。
[はい、参加します] を選択します。Bard にアクセスできるようになると、ウェイティング リストに追加され、メール通知が送信されます。

 

④waitlistリストに登録完了

以下の画面に遷移したら、waitlistリストへの登録完了です。

 

Bardの使用開始のメールを待ちましょう。

日本語訳

ウェイティング リストに追加されました。
Bardにご関心をお寄せいただきありがとうございます。 自分の番になるとメールが届きます。

 

④waitlistリストへの登録完了通知メール

waitlistリストへの登録が完了するとすぐに、Gmailに以下のメールが通知メールが届きます。

 

内容については以下の通りです。

You’re on the waitlist
(あなたは順番待ちリストに載っています)You’ll receive another email when it’s your turn to test Bard.
(Bard をテストする番になったら、別のメールが届きます。)

In the meantime, we asked Bard to write you a little poem while you wait.
(それまでの間、あなたが待っている間、吟遊詩人に短い詩を書いてもらいました。)

May your day be bright,
Your mood be light,
And your heart be filled with delight.
~ Bard
(あなたの一日が明るくなりますように、
気分が明るくなり、
そして、あなたの心は喜びで満たされます。
〜吟遊詩人)

Thank you for registering.
(ご登録ありがとうございます。)

 

⑤Bradの利用開始メールが届く

通知メールの後に、しばらく待っていると、Bradを利用開始できますとの内容のメールが届きます。

 

メールの中に、Bardの利用画面への遷移ボタン「Take it for a spin(スピンしてみましょう)」があります。

 

僕の場合は通知メールが届いてから、10分後に利用開始メールが届いたので、あまり待たずにBradを使い始めることができました。

 

利用開始メールの内容は以下になります。

It’s your turn to try Bard
(吟遊詩人を試すのはあなたの番です)

Welcome to Bard, your creative and helpful collaborator, here to supercharge your imagination, boost your productivity, and bring your ideas to life. Your feedback helps Bard improve its responses.
(クリエイティブで役立つ協力者である Bard へようこそ。あなたの想像力を刺激し、生産性を高め、アイデアを形にします。 あなたのフィードバックは、Bard の対応を改善するのに役立ちます。)

Take it for a spin
(スピンしてみましょう)

For information on how Google will use your information and interactions with Bard, please see our FAQ page.
Google がお客様の情報をどのように使用するか、および Bard とのやり取りについては、よくある質問のページをご覧ください。)

Thank you for trying Bard.
(バードを試してくれてありがとう。)

 

Bardの使い方

続いてBradの使い方を解説します。

 

こちらも簡単に使い始めることができるので、ぜひ以下の内容を参考にしてBradを使ってみて下さい。

 

①利用規約とプライバシーの承認

Bardの利用開始メールのボタンを押下すると、以下の画面に遷移します。

 

ここは、利用規約とプライバシーについての承認画面です。

 

右下の赤枠で囲った「I agree(同意します)」ボタンを押下します。

②Bradのトップ画面へ遷移

Bradの利用規約とプライバシーについての承認を行うと、トップ画面に遷移します。

 

Bradの説明文が書いてあります。

 

赤枠で囲った「Got it(了解)」ボタンを押下します。

 

これでBradに質問ができる状態となり、Bradを使うための準備が整いました。

日本語訳

吟遊詩人は実験です
吟遊詩人を試すときは、次のことを覚えておいてください。

吟遊詩人は常にそれを正しく理解するとは限りません
吟遊詩人は、不正確または不適切な応答をする場合があります。 疑問がある場合は、「Google it」ボタンを使用して Bard の回答を確認してください。

バードはあなたのフィードバックでより良くなります
回答を評価し、攻撃的または危険な可能性があるものを報告してください。

 

 

③Bradを使ってみる

早速Bardを使ってみましょう。

 

使い方は簡単で、下の枠に質問を入力するだけです。

 

使い方はChatGPTは同じですね。

 

現在は日本語で質問ができないので、英語で質問を行ってみます。

 

以下の質問をしてみました。

 

Tell me what you can do with bard.(bardで何ができるのか教えて下さい。)

 

回答が以下になります。

回答日本語訳

次のような多くのことができます。

テキストを生成し、言語を翻訳し、さまざまな種類のクリエイティブ コンテンツを作成し、有益な方法で質問に答えます。
メール、レポート、プレゼンテーションの作成など、あなたの仕事をお手伝いします。
詩、歌、台本を書くなど、クリエイティブなプロジェクトをお手伝いします。
歴史、科学、その他のトピックに関する質問に答えるなど、新しいことを学ぶお手伝いをします。
私はあなたの友達であり仲間になることができ、ゲームをしたり、話をしたり、チャットしたりすることで一緒に楽しむことができます.
私はまだ発展途上ですが、毎日新しいことを学んでいます。 一緒に何ができるか楽しみです!

回答のスピードは早く、すぐに回答してくれました。

 

まだ実験版であり、英語でしか使えないので、本格的に仕事や勉強などに役立てるために使うことはまだ先になるかと思いますが、今のうちから触れておくと、今後のBardの進化も体感しやすくなりますね。

 

Bardの始め方と、使い方の解説については以上となります。

 

今記事が、Bardを始めることに役に立ったら幸いです。

 

まとめ

Bardとはアメリカの大手テック企業であるGoogleが提供する、利用者の質問に自動応答する対話人工知能(AI)サービス
現在はまだ実験版で日本語対応はしていない
Bardのwaitlistリストへの登録や、使い始めることは簡単
Bardの使い方は簡単で、枠に質問を入力すだけで、回答を得られる
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